大阪府生まれ
私共の製品に興味をもっていただき、誠にありがとうございます。
幼少期からものづくりが好きだった私は、自分のデザインした商品を生み出し世に広めたいと考えてきました。長年の思い描いてきたものづくり人生ですが、皆様のおかげで少しずつ歩ませていただいております。
学生時代にはものづくりに生きるという道を決めていたため、必要な技術「美術・工芸・デザイン」を修得できる大阪府立港南造形高等学校で木工芸を専攻し技術や知識を磨きました。そこで、出会ったのが椅子の世界でした。
自身の概念を覆すようなおもしろい椅子に出会い「自分もこんなおもしろい椅子を作りたい!」という思いが溢れだしたのを覚えています。この出会いがきっかけとなり、ものづくりのなかでも椅子で生きていこうと決意しました。ここから私の椅子人生がスタートしました。それからは日々椅子をデザインし制作する毎日が続いていました。
活動していくうちに、デザインしたものをデザイン通りに作れないもどかしさを感じ始めました。高度な制作技術を必要とするデザインを実体化するためには、より一層高度な技術を身につける必要がありました。技術をさらに追究しデザインの幅を広げるため、京都伝統工芸大学校で京指物で学ぶようになります。
現在では53chairsの椅子を世に広めていくだけではなく、53chairsの椅子の世界観に合わせたインテリア雑貨などにも着手し、皆様の暮らしのなかに“心地よく楽しい”を提供できたらと考えて取り組んでおります。
発展途上の私共ですが、引き続き53chairsへの応援をよろしくお願いいたします。
代表 鵜木 裕一
53chairsでは「京指物」という技術を用いて椅子を制作しています。
「指物」とは木材に限る技法で、金属を使わずに木材を組み合わせて制作する技術です。
そして、「京指物」とは京都で生まれた伝統技術です。女形の指物で、木材が組み合わさっている箇所が外側から見えないように内側で組み合わせており、デザインをシンプルに、また綺麗に魅せる伝統技術です。
京指物は機械ですることが困難な技術ですので、手作業で鉋(かんな)や鑿(のみ)を使い加工し、木と木を組み合わせていきます。
京指物の中でメジャーな組み手は「留形隠し蟻組み接ぎ」です。
留形隠し蟻組み接ぎとは
外側は、つなぎ合わせたときに組み手が見えないように隠されています。そして木材の側面を見れば、留形(45度)同士で組まれてありますので、木材は90度で組み上がります。
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